
「はぁ?!だからそれは…」
「いやいや!慎也の意見は聞いてないの!どっち?簡単な2択でしょ?私?それとも慎也?
…答えられないわけ、ないよねえ?!」
私の迫力に押されたのか…渋々選択する夫。
「それは…俺だけど…」
「だよね?じゃあさ、ここは日本ですか?それとも現地ですか?」
「何?お前馬鹿にしてんの?俺のこと」
「いいから答えて?日本?現地?どっち?」
「日本だよ!」
「日本の法律で重婚は認められていますか?それとも認められていませんか?」
「いません!だからぁ…!あれは人助けだったって言ってるじゃん!」
「重婚が認められていない以上、慎也のしたことは不貞行為に当たるでしょうか?当たらないでしょうか?」
「…黙って聞いていれば…!いい加減にしろよ!それ聞いてどうするんだよ!
俺が不貞行為をしたって言ったら何なの?もう過去のことだろ?相手とも別れてるんだし…!」
2択地獄がよほど屈辱だったのか…夫は真顔でこう言い放ちました。
「これ以上そこを追求したって、誰も幸せになんてなれないだろ?!」
「「「「いや、お前(伊藤さん)が言うな!!!!」」」」
全員からの突っ込みにも、夫はどこ吹く風…。
「結局さ?あいかはどうしたら許してくれるわけ?誰にだって間違いはあるだろ?
…もういい加減意地張るのやめろって」
「…許す…?」
「そう、許すことだって大事だろ?特に俺たち、夫婦なんだからさ?」
「…許すも何も…私、あなたから謝罪の一言すら貰ってませんけど…?」
ゴゴゴ…と私の後ろから音がしたのではないでしょうか。
それほど私は怒りに震えながらそう返答しました。しかし、夫はまだ余裕の表情で…
「あれ?そうだっけ?じゃあ謝る!すみませんでした!もう二度としません!傷つけて本当にごめんな!」
夫の全く心のこもっていない謝罪は…誰に響くこともなく、虚しくその場でツルツル滑るのみでしたが、夫はそれで充分だと思ったようです。
「じゃ、そう言うことで!これで仲直り!な!」
うんうん、と笑顔で頷くのは夫のみ。
私たちの表情筋は固まったままなのに、そんな空気を微塵も感じていないのが、このクソ男なんですよねえ…。
「………ふざけているのかな?そんな軽い謝罪で…我々が納得するとでも…?」
「自分勝手だとは思っていたけど…あなた病気なんじゃない?ちょっと…まともじゃないわ…」
「その謝罪を信じて受け入れて貰えるとでも?…ちょっとは想像力を働かせましょうよ…」
全員から集中砲火を浴びる夫。
「だって謝っただろ?!あとは夫婦間の問題なんで外野は黙ってて貰えます?
なーあいか?あいかは俺のこと、許してくれたよな?」
…まっっっっったくダメージのない夫…とうとう私のメンタルも崩壊寸前に…
「もういいよ…私…恥ずかしい…。こんな男と一時でも結婚していたなんて…!
…人生の汚点以外何ものでもないわ…」
私は残った理性を総動員しながら、ゆっくりと話し始めました。
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サレ妻@あいか
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